ひとり旅 2023.12.1

そういえば、わたしはひとりで旅をするのが好きだった。

１１月の半ば頃、産後はじめて１泊２日のひとり旅に出掛けた。
行き先は名古屋と京都。
目的は、会いたい人たちに会うことと、物理的にも気持ち的にも身軽になる経験を思い出すことと、実家でのびのびと過ごすこと。

以前、「子供が生まれるとひとりで出かけられることなんて早々できないし、それが母というものだ。」というようなことを言われたことがある。
まぁ一理あるのかもしれないけれど、この世界中に生きている人間には同じ人はいないということに等しく、母もそれぞれ全く違うし、多種多様で良いと思う。
それに自分のご機嫌を取れるのは自分しかいないのだから、誰かに何を言われようとわたしは自分で自分の機嫌を取るしかないのだ。

話が逸れてしまったけれど、この旅はいろんなことを学ばせてくれた。
会いたい人に会い、会えていなかった時間を埋めるように話を交わすことがこんなにも豊かで幸せなことだということ。
今、自分が置かれている環境を客観的に見ることができて、悩んでいたことが結構どうでも良いことだったこと。
この世界は広く、多様性に満ちていて、それで良いのだと思えたこと。
荷物が身軽だと移動するときすごく楽ちんだということ。
家族の存在が本当に愛しいということ。

わたしにとって旅をすることは、日常の景色が豊かなものだと教えてくれる大切なことなんだと思う。
旅で学んだこととともに、また暮らしを重ねていこう。