幼なじみと記憶 2023.1.27

先日、たぶん3歳くらいから一緒に遊んでいた幼なじみと
10年ぶり(たぶんそれくらい)に再会して、
今まで会えてなかった時間を埋めるように、休む間もなく話して笑いまくった。

お互い何かを隠すことを知らないくらい幼い時から知っているから、
大人になった今何かを隠したとしても、核心の部分は見破られてしまうような気がしたし、
そんな存在がいることがとても嬉しかった。

思い出話をしていると、私の記憶からは消えてしまっていて全く思い出せないこともあったけど、彼女の記憶を聞いているうちに、だんだんうっすらと思い出せることもたくさんあった。

どれもこれも本当に愛おしくてあたたかく、ものすごく平和な思い出だった。

これまで生きてきた記憶は、とても鮮明に覚えていることもあれば、もう何も思い出せないこともある。
結構インパクトの大きい出来事は断片的なシーンではあるけれど、その時の心情や風景は色濃く記憶している。
今まで誰かに言う機会もなかったので、自分のなかに留め続けていたその記憶を、彼女と再会したことで初めて自分の外に出してみた時、
当時あまりにもショックが大きかった出来事も、30年近く経った今となれば、それもやっぱり愛おしい思い出となっていることに気がづいた。

過去に戻りたいと思ったことはないけれど、これまで生きてきた時間の記憶を自分の一部としながら、これからも生きることを積み重ねていきたい。